この本はもともと図書館で借りたのですが、あまりに衝撃的ですぐに購入しました。
「脳と心」の問題は、当然ながら最先端の医学をもってしてもわからないことだらけです。しかしこの本では現在の知見をもとに、論理を無理なく積み上げて脳と心の問題に迫っていきます。その結論は、私たちの常識から大きく異なるものでした・・・。
アメリカ UCLAのリベット博士が1983年に発表した実験が紹介されています。「ほんまかいな」というようなこの実験が、40年も前に行われていたことにまたもや驚きです。最近ネットやテレビでも取り上げられているので、脳神経外科の分野ではとても有名なようです。
脳はなぜ「心」を作ったのか 前野隆司 著 ちくま文庫