この言葉は、作者が教育実習で母校に行ったときに、担当教官から言われたものだそうです。私はこれを見て思わずはっとしました。
人を叱るときには、ついつい表情や言葉が厳しくなってしまい、私もよく反省します。ダメなことをわからせるためにそうなってしまうのです。感情的になって大声を出したり机を叩いたりすることは良くないと言われます。なぜなら、叱られる方は恐くなって、言葉の内容がわからなくなるからだそうです。あるいは相手が勝気な人ならば、反発して聞く耳を持たなくなってしまうでしょう。ダメなことをどのように伝えるべきか。叱ることは褒めることよりもはるかに難しいですね。
考えるに、叱るということは相手に自分の落ち度を自覚させ、反省を促すためのものです。相手が「悪かった」とわかっていれば良いのですが、自覚がないのに決めつけて切り出してしまうと、最初から話がこじれてしまいます。そんな時は順を追ってわかりやすく話すとか、例え話を入れるとかの工夫が必要でしょう。また、相手の立場を尊重したり、こちらの意図が伝わるように言葉の遣い方に気をつけることも大切です。何よりも、勢いに任せるのではなく、丁寧に話さなければなりません。このように考えると、ラブレターとの共通点が確かにたくさんありますね!
仏教には「和顔愛語」という言葉があります。穏やかな表情で相手を思いやった言葉を遣いなさいということです。真実を語るのに大声はいらないと私は思います。相手にとってネガティブなことであるほど、伝えるときに思いやりの心を持つことが大切であると感じました。


