2023年2月のことば

いつまでも 続く黙食 我が家だけ

新型コロナの対策として、学校給食では黙って食べる「黙食」が実施されてきました。しかし令和四年の末に文科省が「適切な対策で会話可」との判断を示し、徐々に元の姿に戻りつつあります。皆さんのお子さん、お孫さんが通う学校ではどうでしょうか。

「食前の言葉」というものがあります。

 一粒一滴( いちりゅういってき )みなご恩
不足を言ってはもったいない
感謝でおいしくいただきましょう

皆さんそれぞれに感じることがあると思うのですが、私は「おいしくいただきましょう」というのに心がひかれます。目の前に出された料理は、私の食べ方によっておいしくも不味くもなると思うからです。

飲食店に入るとスマホを見ながら食べる人をよく見かけます。それでおいしいのか? 俺の勝手だと怒られそうですが、食いしん坊の私から見ると勿体ないような気がしてなりません。

また若いころは休日の朝に起きられず、母が作ってくれた朝食を温めなおして食べていました。「今日はもう要らんわ」などとひどいことを言ったこともありました。味噌汁はすぐ食べないと香りが飛んで不味くなる。そのことを知ったのは自分が作るようになってからで、謝ろうと思っても母はすでに還浄していました。

食材に思いをいたし、作ってくれた人に感謝する。一緒に食べる人がいるなら、その場の話題を大いに楽しむ。そのことが、料理を活かし、私の身と心を養うことになると思います。

一日に三回も食べるのですから、決しておろそかにできないことだと思うのですが、皆さんはどう思われますか?