2023年11月のことば

世の中に雑用という用はありません。用を雑にした時に、雑用が生まれるのです。

今月のことばは、カトリック修道女であり教育者であった渡辺和子さんならではの、はっと心を打つ言葉です。

近年テレビを観る環境がすごく便利になりました。私の家でも最大3番組を同時に録画することができます。本体はリビングにありますが、ケーブルでつないで自分の部屋のパソコンで観ています。
その昔、私の少年時代にはまず家族と相談してチャンネル権を得ることが必要でした。そして放送前にテレビの前で待機して、番組が始まると一瞬も見逃すまいと気合を入れて観ていました。隔世の感がしますね。

現代のシステムはとても便利なのですが、最近気づいたことがあります。番組の内容があまり記憶に残っていないのです。自分の部屋ということもあって手元で他の用事もしてしまうので、頭に入らないのです。早送りするとなおさらです。そのため、もう一度見直すなんてことになって、かえって時間をとられてしまいます。

これこそ「雑」な視聴だと反省しきりです。なぜこんなことになるのでしょう。振り返って考えると、きちんと番組に向き合っていないのだと思います。過ぎた時間は還ってきません。人生そのものが雑になってしまわないよう、今現在していることを大切にしたいと思います。