2025年7月のことば

パスワード みんな違って みんなダメ

私にとって最初のパスワードは、キャッシュカードの暗証番号でした。注意書きには誕生日などから想像できるものは避けるべきと書いてありましたが、忘れてしまっては何にもならないので、結局は誕生日から自分なりのルールでひねり出したことを思い出します。私の父などは忘れないようカードの袋にマジックで書いていましたから、のどかな時代だったと思います。

このコラムを読んでいる人は、少なくとも一つは「ユーザーID」と「パスワード」をセットで持っているでしょう。実際にはパソコンやスマホでいろんなサービスを利用しますから、その都度覚えなければならないものが増えていきます。

一つを使いまわしできれば良いのですが、サービスごとに規則が違うので、「よく似ているけど微妙に違う」パスワードが増えて困ることはないでしょうか。作ったときに記録しておかないと、後になって「あれ、どれだっけ?」と悩むことに。私は無料のパスワードアプリを利用することで、ずいぶんと管理が楽になりました。皆さんはどのようにしていますか?

また、パスワードがしっかりしていても、「フィッシング」という巧妙な手口でだまされることがあります。恥ずかしながら私も宅配業者を装ったショートメールにうっかり反応して被害に遭い、タブレットを乗っ取られてしまいました。情報の海には悪意を持った人もいて、新しい手口がどんどん開発されていますから、常に気をつけなくてはいけないと思います。

最後に、私たちが大事にしたいパスワード。言うまでもなく「ナムアミダブツ」ですね。お浄土へ行くには、これ一つで良い、他のパスワードはいらないのだと、先達方は仰っています。